オリジナル飼料へのこだわり― 馬の身体を内側から支える、当厩舎の飼養管理 ―

競走馬にとって、日々の調教や運動はもちろん大切ですが、それと同じくらい重要なのが「何を食べ、どのように身体をつくっていくか」という飼養管理です。

馬は毎日の積み重ねによって少しずつ身体を変化させていきます。筋肉の付き方、馬体の張り、毛づや、食欲、疲労の抜け方、精神面の落ち着きなど、その変化は一頭一頭異なります。だからこそ当厩舎では、調教内容や運動量だけでなく、毎日の飼料にも強いこだわりを持って管理を行っています。


今回ご紹介するのは、当厩舎で取り入れているオリジナル飼料「GOD SPEED 130」です。


競走馬の身体づくりにおいて、飼料は単なる「食事」ではありません。調教に耐えられる身体をつくるための土台であり、レースに向けたコンディションを整えるための重要な要素です。
どれだけ良い調教を積み重ねても、馬の身体を支える栄養が不足していたり、その馬に合わない飼料を与えていたりすれば、本来持っている力を十分に発揮することはできません。


当厩舎では、管理馬の状態や調教段階、季節ごとの体調変化などを見ながら、独自の配合による飼料を活用しています。すべての馬に同じ考え方で与えるのではなく、それぞれの馬の体質や食欲、運動量、疲れの出方を確認しながら、日々細かく調整していくことを大切にしています。


馬によって、飼料への反応は大きく異なります。食べたものがすぐに馬体に表れる馬もいれば、じっくり時間をかけて変化していく馬もいます。筋肉が付きやすい馬、太りやすい馬、食が細い馬、テンションが上がりやすい馬など、同じ競走馬であっても個性はさまざまです。そのため、当厩舎では「この飼料を与えれば良い」という一律の管理ではなく、馬の状態を見ながら、その時々に合った与え方を心がけています。


特に重視しているのは、日々の小さな変化を見逃さないことです。
朝の飼い食いはどうか。運動後の疲れは残っていないか。馬体に張りが出ているか。毛づやは良いか。筋肉の硬さや緩みはどうか。精神面に変化はないか。そうした一つひとつのサインを確認しながら、飼料の内容や量を調整していきます。


オリジナル飼料を取り入れる目的は、単に栄養価を高めることだけではありません。しっかりと運動できる身体をつくること、調教後の回復を支えること、良い状態を安定して維持すること、そしてレースに向けて馬自身が力を発揮しやすい状態へ導くこと。そのすべてが、飼養管理の大切な役割だと考えています。


競走馬は、毎日の調教によって身体に負荷がかかります。その負荷を前向きな成長につなげるためには、運動後のケアや休養と同時に、身体の内側から支える栄養管理が欠かせません。しっかり食べ、しっかり動き、しっかり休む。この基本の循環を整えることが、健康な馬づくりの第一歩です。


また、飼料は馬の見た目にも大きく関わってきます。馬体の張りや丸み、毛づや、全体の雰囲気は、日々の食事と管理の積み重ねによって変わっていきます。調子の良い馬は、身体全体に活気があり、目にも力があります。そうした状態を少しでも多く引き出せるよう、当厩舎では飼料面からも馬のコンディションづくりを支えています。


もちろん、飼料だけで馬が変わるわけではありません。
馬づくりは、調教、運動、休養、飼料、馬房での管理、日々の手入れ、そして人との関わり方まで、すべてがつながっています。どれか一つだけを重視するのではなく、全体のバランスを見ながら管理していくことが大切です。今回のオリジナル飼料も、その大きな管理体制の一部として取り入れているものです。


当厩舎では、馬の個性を尊重しながら、一頭一頭に合った管理を行うことを大切にしています。馬にはそれぞれ持って生まれた体質や性格があり、成長のスピードも異なります。早い段階で力を見せる馬もいれば、時間をかけて少しずつ良くなっていく馬もいます。その違いを見極め、焦らず、丁寧に向き合うことが、競走馬の可能性を引き出すうえで欠かせないと考えています。


飼料にこだわることは、馬の将来に向き合うことでもあります。
日々の一食一食は小さな積み重ねですが、その積み重ねが数週間、数か月と続くことで、馬体やコンディションに大きな差となって表れてきます。だからこそ、当厩舎では毎日の飼料を大切にし、馬の状態に合わせた管理を心がけています。


馬主の皆さまにとって、大切な愛馬を預ける厩舎がどのような考え方で馬を管理しているのかは、とても重要な点だと思います。当厩舎では、調教の強さやレースに向けた仕上げだけでなく、普段の飼養管理や日々の観察にも力を入れています。目に見える部分だけではなく、馬の身体を内側から支える取り組みを積み重ねることで、安心してお預けいただける厩舎づくりを目指しています。


オリジナル飼料は、当厩舎が大切にしている「馬に合わせた管理」の一つです。
一頭一頭の状態を見極め、その馬にとって何が必要かを考え、日々の管理に反映していく。そうした積み重ねが、馬の成長を支え、レースでの良い走りにつながっていくと信じています。


今後も当厩舎では、調教環境の充実はもちろん、飼料や日々のケアにもこだわりながら、馬たちが健康で前向きに日々を過ごせる環境づくりに努めてまいります。そして、それぞれの馬が持つ可能性を最大限に引き出せるよう、スタッフ一同、丁寧な管理を続けてまいります。


厩舎紹介や馬主募集をご覧いただいている皆さまにも、今回のコラムを通じて、当厩舎の馬づくりに対する考え方や日々の取り組みを少しでも感じていただければ幸いです。
今後とも、当厩舎をどうぞよろしくお願いいたします。

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